なぜトリートメントで「ライスキャリアオイル」を使うのか

アロマテラピー

こんにちは。

Aroma Infinity Tokyo の mika です。

早くも秋の気配が色濃くなってきましたね。

今日もコロナに負けない体と心を鍛えていきましょう!



今回のお話は、「キャリアオイル」についてです。

オイルには成分や用途により数種類ありますが、サロンで今メインに使っている

「国産ライスキャリアオイル」についてご紹介したいと思います。


国産のキャリアオイルとは?

突然ですが、アロマトリートメントの経験はありますか?

オイルの中に精油を数滴加えて皮膚塗布しますが、マッサージのように

手を滑らかに滑らせてボディやお顔に精油とオイルの成分を体内に運ぶ手技です。

トリートメントで不可欠なオイルはキャリアオイルとも呼ばれ、

この「キャリア」は名前の通り「運ぶ」という英語からきています。

キャリアオイルに精油を含ませることで「精油の成分を体内に運ぶ」という意味があります。

yuicaのライスキャリアオイルは、国産オーガニックでとても新鮮な米ぬか

から圧搾法という方法で採油されます。

無臭で扱いやすく、日本人の肌や体に合い、肌トラブルを起こしやすい人に

も喜ばれるという報告が多数あるオイルです。

無臭なので、香りに敏感な方にも不安なく使用できます。

この圧搾には厳密な基準設定があります。

米ぬか原料の時点で酸化20パーセント以下、油分20%以上、水分10%

以下というとても厳しいものです。

新鮮な玄米6トンからわずか30kgのライスキャリアオイルしか採油

されません。

1リットルのペットボトルが1000本分で、10kgのお米が3袋???

くらいの、かなり貴重な生産であることは間違いないです。

成分については、ちょっと専門的ですが、以下の表に記しておきます。

成分名 説明
オレイン酸   45% 皮膚を柔らかくする、また浸透性が高い
リノール酸   36% 保湿効果があり、乾燥から皮膚のシワを防ぐ
パルチミン酸   18% 水と油の融合に役立つ乳化作用に優れている
ステアリン酸    2% 抗ウィルス、抗菌、呼吸器のケアによい
リノレン酸    1% 各種の皮膚炎など皮膚の炎症や
 皮膚トラブルを改善すると言われている
γ-オリザノール    2% 注目されている成分、抗酸化力があり、
 保湿や肌の再生に役立ち美肌にさせる
 シミの原因であるメラニン色素生成を防ぎ美白にも

身体の組織を機能させる上で欠かせない不飽和脂肪酸が多く含まれています。

ω3では、魚油からEPA、DHA、えごま油やアマニ油からα-リノレン酸が

摂取可能とよく言われていますね。

ω6では、大豆油やごま油からリノール酸、月見草油からはγリノレン酸、

またω9では、オリーブ油やなたね油からオレイン酸、マカダミアナッツオイルからパルミトレイン酸を摂取可能です。

不飽和脂肪酸については簡易的ではありますが、以下のグラフを参照して

ください。

どれも健康維持には大事で常に話題にあがる成分ですが、体内でつくられない

なんて聞いたら今日の食卓から考えないとって思ってしまいますよね。

ちょっとここで補足説明です。

注意しておきたいのは、先ほどあげた食用油1種類に対して脂肪酸が1種類

含有されているわけではないということです。

yuicaのライスキャリアオイルの成分を見れば、オレイン酸もリノール酸も

含まれており、成分は1種類ではないのがよくお分かりいただけると思います。

うっかりした認識で摂取過多にならないよう気をつけたいですね。

成分ごとの体に合ったバランスを見つけることも大切です。

どんな点でトリートメントする際に優れているのか?

さて、では実際にサロンでどのようにライスキャリアオイルを活用するのかを

お伝えしたいと思います。

まず、ここではオイルトリートメントの施術を体験したことがない方向けに

基本的なことからお話します。

精油を使用するオイルトリートメントでは、適量のオイルに適量

の精油を配合します。ボディのオイルトリートメントでは精油は2%

くらいの濃度で施術させていただいております。

(特に初回)

手のひらでそのオイルをあたためてから、ボディに塗布してい きます。

精油をプラスする理由はもちろん、精油のもつ有用成分をキャリアオイルに

よって体内に運ぶことが目的です。

キャリアオイルは前述した通り数種類のオイルがあり、用途や適応によって

選択が変わります。キャリアオイルの香りも様々で、精油をプラスする際は

多少なりともキャリアオイルの香りの影響を受けます。キャリアオイルの

香りが強いと精油の香りと混ざってしまうことがあります。

ライスキャリアオイルは無臭のため、精油の香りをストレートに感じる

ことができます。

そして、このライスキャリアオイルの注目点は「浸透性が高い」ということ。

トリートメントの効果を最大限に引き出してくれる作用はセラピストには

強い味方と言えると思います。

ここで何が重要なのかというと、トリートメントする際キャリアオイルに

精油を含ませることで、その精油の成分が体内に運ばれていくわけですが

ライスキャリアオイルを使えば血中や体内に確実に浸透させることができ

精油の有用成分を生かしたトリートメントが可能になるということです。

ホホバオイルはよく使用されていますが、保湿性は高くてもこれはワックスに

分類されるため浸透性はライスキャリアオイルほどありません。

また、ライスキャリアオイルはオーガニックでもあったり、基礎化粧品の

ような扱いができることも特徴です。

美容液代わりに使用したり、髪の毛の整髪剤オイルとしても使用できます。

皮膚を柔らかくしてくれますし、保湿効果があり乾燥から皮膚を守ってくれますから

保湿を期待するだけでも足の角質ケアなどにも使用できます。

私の注目γオリザノールの皮膚再生

お客さまの中にお肌のトラブルを長年抱えていらっしゃる方がおり

カウンセリング後、これまでの経緯と現状のお肌の状況から

ライスキャリアオイルを少しだけご使用いただきました。

γオリザノールというのは米ぬかのみから得られる成分ですが、

この成分はシワに対する保湿が優れていて、血流促進効果があります。

メラニン生成を抑え、血流効果で肌色が明るくなることも期待できます。

この成分が効いたためか、ご来店後のご自宅での低濃度の

キャリアオイルの使用では、お客様が負担なく使用できる範囲が

広がっているとご報告をいただきました。

嬉しいレビューがあると、励みになります。


また、実はこのγオリザノールには脳のストレスを抑えるという働きも

あるようです。動物性脂肪への依存を緩和するというもので

強く思念を持っていなくても自然と天然成分を好んで食することが

できるようになれば、体内の指令を信頼して生活することが

できそうです。(ジャンクフードを好まなくなる、など)

こちらも参考文献からの話題ではありますが、別途お伝えしたい

と思います。

まとめ

国産ライスキャリアオイルの利点は
お分かりいただけたでしょうか?

*皮膚を柔らかく
*シワを防ぐ、保湿、美白
*肌を再生

もうこれひとつで万能なキャリアオイルです。

アロマを使ったことがない方にもぜひ

お試しいただきたいです。

私のように年齢を重ねていくと、肌も体内も酸化が進みます。

シワが増えたり、乾燥したり。体内でエネルギッシュに活動してきた

機能が低下することを感じたりするようになります。

ボディトリートメントからケア可能なことに関しては率先して

自分で実験していこうと思います。


サロンでは、お問合せにはできる限り対応したいと考えております。

取扱店のご案内や、試供品のご提供など、不明な点はどうぞ

お問合せください。


ここまでお読みくださり、ありがとうございました。



マスクを外したその時には、お肌が生き生きとしとびきりの笑顔で

いられますように。